Recruit採用情報

Message メッセージ

経営者メッセージ

身の周りにある数々の製品には私たちが取り扱っている「芳香族ジアミン」が多く使用されています。
芳香族ジアミンを原料として生み出される各種ポリイミドは、モバイル機器などのフレキシブルプリント基板やウィンドウカバー素材、近年ではコーティング剤としてコイルデバイスの絶縁体にも応用が広がっています。
この他にも低誘電損失に優れている特性を活かした5Gなどの高速通信や自動運転支援用途などに期待されるミリ波レーダー等、私たちの生活やインフラに欠くことの出来ない製品作りの一旦を担っています。
化学産業は無限の可能性を秘めています。
一つの製品が新たな価値を生み、新しい製品になって、人々の生活を豊かにしています。
夢を持って新製品開発に挑戦し、社会に貢献している企業です。
ぜひセイカを通じて皆さんの夢、無限の可能性を形にして欲しいと思います!

社員インタビュー

新しい製品の開発に関わる醍醐味

研究部 C.M(2019年4月入社)

エコシステム工学専攻

『セイカに入社した理由』

私は中学生の頃から理科の実験が好きなこともあり、国立和歌山高専に進学し、3年間、反応スキームを自分で考え、新規有機化合物の合成研究を行っていました。就職期を迎え、学んできた知識と経験を生かせる化学メーカーで研究開発に携わりたいと考えていた所、研究開発を重視している芳香族ジアミンの世界トップメーカーであるセイカを知りました。セイカの製品は5Gなどの通信インフラやモバイル機器、EV自動車用モーターなどの電子機器だけでなく陸上トラックの競技用塗装など、身の回りの様々な製品に使われています。人々の生活を縁の下から支えている会社であり、小・中学生時代に懸命に取り組み、自身の成長に大きな影響を与えてくれた陸上競技に少しでも還元できるような会社で働きたいという思いからセイカに入社しました。

『現在の仕事内容』

研究部でラボスケールの製品を現場化するために必要な条件(反応、収率など)を最適化する研究をしています。

『やりがいを感じるとき』

使用する溶媒や取り出し方法などを種々検討した結果、従来よりも大きく収率が向上できた時や自分が合成した製品をお客様に届けられた際には喜びと達成感を感じます。
又、実験室の反応スキームや各工程を見直し、手塩をかけて育てた化合物が現場スケールで製造され、新しい製品のラインナップに加わった姿を見たときの喜びはひとしおです。

『自身に足りないもの/身に付けるために取り組んでいること』

学生時代から有機合成に取り組んでいましたが、社内での研究ミーティングや発表の場において、知識が不足していると感じることがあります。研究部では入社後約2年間、基礎知識について学ぶセイカR&Dチャレンジプログラムという教育システムがあり、それに毎月取り組んでいます。また、様々な反応について学生時代の復習をしながら個人的に勉強し、今後の仕事がより深くスムーズに進められるように日々がんばっています。

『研究者として描いている夢』

ウィズコロナ時代を見据え世界的にも「リモートワーク」の需要が高まる中、5Gを始めとした通信業界は今後益々発展を遂げていくと考えています。市場のニーズをキャッチアップし、セイカから新しい価値を発信できるような製品開発に携わっていきたいと考えています。
また、私は生まれ育ったこの和歌山県が好きです。みかんや梅、備長炭といった特産物をさらに支援できるような、「和歌山のセイカ」だからできる新規事業ができたらより素敵な会社になるのではないかなと儚い夢も描いています。

『学生に向けてのメッセージ』

心配・ご迷惑をたくさんかけながらも、多くの先輩方に優しく丁寧に教えて頂き、支えてもらいながら楽しく仕事をしています。もちろん難しい事もしんどい事もありますが、どんな仕事でもそれは同じ、とよく言いますよね。仕事を続けていく上で大事なのはモチベーションであり、「実験が好き」、「化学の研究がしたい」、という好きなことを仕事にできていることは、社会人としてもひとりの人生としても私の強みです。仕事は仕事、と割り切って就職するのも1つの考え方ですが、人生の約半分を占める仕事は楽しい方が良くないですか?いっぱい遊んで、いろんな人に出会って、たくさん学んで、自分が好きなことを見つけてください。その先にセイカがあるのなら幸いです。

人に優しい製造プラントを目指せ!

製造部 T.S(2013年4月入社)

環境創生工学専攻

『セイカに入社した理由』

学生時代に学んだ有機・高分子に関連した研究開発・ものづくりに携わりたいと考えていました。「研究から製造に至るまでの仕事に携わることが出来る」ことに魅力を感じ、芳香族ジアミンのトップメーカーであるセイカを志望しました。さらに私は、大阪府の出身ですが、化学を初めて学んだ和歌山は第2の故郷との思いもあり、地元企業の発展に貢献できればという思いがあります。

『現在の仕事内容』

製造部で工場運営・管理に関する補佐業務を行ってます。各プラントにおける課題の検討、トライアル生産における技術支援、工場運営に関する官公庁対応など技術的な面から対外的な面まで、幅広い業務に携わってます。

『これまでのキャリア』

入社して約7年は研究部に在籍しており、サンプル合成や現場化に向けたスケールアップの検討を行っていました。また、幅広い知識を吸収するため大阪産業技術研究所に1年間赴き、研究所の先生方から多くのことを学び、それを活かして新製品の効率的合成法の開発を行いました。その後、製造部に異動して現在に至っています。

『やりがいを感じるとき』

スケールアップに向けては、基礎データから許容データに至るまで幅広いデータを採取する必要がありますので数多くの実験を行うのが大変であった思い出があります。しかし、トライアル生産で目標品質を達成した時はそれまでの苦労が報われたと感じました。
今は製造オペレーターの方々とのディスカッションをしながら合理化のための検討をしています。さらなる品質や生産の安定化につながったときは大きな達成感があります。

『自身に足りないもの/身に付けるために取り組んでいること』

工場運営に関わる適用法令に関する知識が不足していますので、日々勉強をしています。また、プラントの定期修繕工事の際には専門分野の方々と接する機会が増えますので、積極的にコミュニケーションをとって設備マネジメントに必要となる知識と経験を得るようにしています。

『技術者として描いている夢』

新製品・既存製品に関わらず、品質の良いものを安定してお客様に提供することが前提ですが、これまで培ってきたノウハウやデータを未来に繋げ、運転管理がしやすい環境を築いていきたいと考えています。

『学生に向けてのメッセージ』

就職活動は人生でも大きなイベントの1つです。学生から見る職場の景色と実際入ってからの景色は当然異なります。可能な限りそのギャップを小さくするために情報収集等を行い、周りに流されず、自分の軸をしっかり持って悔いのない就職活動であったと思えるように頑張ってください。

新しい価値を生み出す発信者になりたい

営業部 S.D(2008年4月入社)

物質工学科

『セイカに入社した理由』

私は長男ということもあり地元和歌山での就職を第一に考えていました。風光明媚な和歌山をもっと盛り上げたいという気持ちと、学んできた化学を活かせる地元化学企業を探していた所、様々な最先端素材の原料として欠かせない芳香族ジアミンの世界トップメーカーであるセイカを知り、ここだ!と思いました。

『現在の仕事内容』

営業マンとしてお客様、商社、サプライヤーと社内のインターフェースの役割を担っています。販売予算の策定・管理、取引先との交渉の他、メガトレンドに乗り遅れないようにアンテナを張ってお客様のニーズを掴み、利益に貢献できるアイデアを考えて積極的に社内提案をしています。
今は管理職として後進の育成も担っており、行動を共にして自分の背中を見せ、現場でしか得られないものを体得して貰うようにしています。

『これまでのキャリア』

入社後3年間は製造部で中核製品の製造、パイロットプラントで少量多品種の製造や開発品の試作に携わりました。特にパイロットプラントは仕込みから製品充填に至るまで殆どが手作業の為、プラントの仕組みを体得する上で大変貴重な経験であったと感じています。
営業部への異動打診は、私にとっては青天の霹靂でありましたが、即座に「YES」と答えました。「考えるより行動する」のが私のポリシーなので、1ヵ月間ほぼ毎日、工場勤務後に本社へ赴き、営業とは何かについて教わりました。異動した当初は分からないことも多かったですが、徐々にお客様や商社と信頼関係を築く事ができ、今ではアジア圏を中心に海外営業や輸入購買の一部担当も任されるようになり、中国、台湾、韓国、インドなどへ毎年訪れるまでになりました。それぞれの部署で役割や責任は異なりますが、営業にきて視野が広がったのは事実で、自身の人生にとって大きな転機であったと感じています。

『やりがいを感じるとき』

お客様のニーズを正しく理解して社内に伝え、お互いが納得した上でWin-Winの関係を築き、上手く商売が決まった際に職場の仲間や商社の担当者と祝杯をあげるときは最高です。
また、5GやIoTなどメガトレンドの発展に当社の芳香族ジアミンが使用される事を知っているので、我々の製品が使われる分野や商材がニュース等で取り上げられるのを見ると、ニンマリしてしまいます。

『自身に足りないもの/身に付けるために取り組んでいること』

製品の6割以上は海外へ輸出しており、主原料も殆どが輸入品であることから、敢えてあげるなら英語力。担当する範囲も広がり、お客様やサプライヤーと英語でのやり取りも増えたのでインターフェースとして英語力のアップが課題と思っています。
会社での英会話レッスンに加え、合間を見つけては海外ドラマを英語(+日本語字幕)で視聴し、楽しみを入れながら英語耳作りに取り組んでいますが、難点はドラマの先が気になって寝不足になっていることです。

『営業をしていて感じるセイカの強み』

芳香族ジアミンはニッチな分野ですが最先端技術の実現に欠かすことができず、取り扱う製品の殆どがグローバルでNo.1またはオンリーワンのシェアを誇っており、自社で開発しているのでお客様と対等に交渉する事が出来るのが強みだと思います。
加えて、ポリイミド樹脂の特性は芳香族ジアミンの構造でデザインしているところがあり、あらゆる分野の高度化に伴って素材に求められる特性が変化し続ける中、多種多様なものを揃えていることは大きなアドバンテージとなっています。

『学生に向けてのメッセージ』

自ら進んで行動に移せるモチベーションされあれば、成長して、視野を広げられる環境が整っています。芳香族ジアミンを全く知らなくても大丈夫。自分も最初はそうでした。
また、2020年より和歌山新工場の操業を開始しました。現在はプラント1つと研究所しかなく、敷地の半分はソーラーパネルで埋まっている状態ですが、共に和歌山工場をプラントで埋め尽くしたいという方は是非門を叩いて欲しいです。

採用担当者からのメッセージ

人事部 笠谷 悟史(2008年4月入社)

ビジネスマネジメント学科

わたしたちは、 いきいきと主体的になってチャレンジできる人を求めています。
“何を学んでいるか”、“これだけは知っておかなければいけない”ということより、“物事の考え方”をしっかり学び、可能性に対してオープンマインドであることが重要と考えています。
知識・技能・経験だけでなく、あなたしか持っていない個性を生かして、無限の可能性にチャレンジしてほしいと思います。
興味を持たれた方は、ぜひご連絡ください。